社会

定額減税が賃上げ?

令和6年度税制改正大綱の一丁目一番地の施策は、構造的な賃上げの実現です。そして、その賃上げ中の最初の項目は、所得税・個人住民税の定額減税になっています。次に、賃上げ促進税制の強化、最後に、合併・事業譲渡による生産性向上を通じた中堅・中小企業…

婚活について

本別町で結婚相談所・婚活パーティを主催されている方のお話をお聞きする機会がありました。 少子高齢化とともに、若い人がどんどん都会に出てしまっている現状の中で、地方の活性化のためにも、婚活事業を行っているといいます。 地方では、職場でも地域で…

幸せになるために

「何のために」というテーマで、クロフネカンパニーの中村社長からの話を聞く機会がありました。 中村社長は、子供の時、母親から褒められて育てられたため、人を喜ばせることが大好きになったといいます。 究極的には、どんな職業でも、人を喜ばせることが…

学校改革で社会は変わる

環境変化が激しい時代に突入していますが、学校改革で社会は変わると、ある校長はお話ししています。 戦前や戦後しばらくの間、学校は時代の最先端を行っていて、学校で身につけた知識や技術はすぐに新しいものを生み出すのに役立ちました。 しかし、今は時…

微生物の有効利用

先日、微生物発酵飼料を製造している会社の社長の話を聞く機会がありました。ウクライナ情勢により化成肥料が高騰している中で、化成肥料を減らして、牛糞を堆肥化させて、土に戻す循環型の農業をより一層推進する必要性を感じました。 微生物をうまく利用す…

ウッドショックからフードショックへの不安

先日ある建設会社の社長とウッドショックの話をしていました。 ようやくウッドショックも少しずつ収まりつつあるようです。そもそも日本は森林大国にもかかわらず、なぜウッドショックに振り回されなければならないのでしょうか。 要因の一つとして、より安…

トドックの実力

コープさっぽろの宅配トラック(トドック)を本別町内でも見かけます。 私も利用したことがありますが、コロナをきっかけに宅配需要も増加しているようです。 離島や過疎地にも効率的に配送する物流網を整えて、近くのスーパーでは購入できない無印良品の化粧…

東日本大震災から12年

明日で東日本大震災から12年を経過します。地震の揺れもすさまじかったですが、津波の恐ろしさをまじまじと感じました。 当時、私は足寄町商工会の2Fで税務支援に携わっていましたが、相当な揺れで建物が倒壊するのではと思い、とっさに1Fにおりて外に出まし…

ウイルスは遺伝子の運搬役

すべての生物、物質は存在意義があるからこそ、自然の中にバランスよく存在しています。 そして、ウイルスは遺伝子の運搬役として、生物の進化の原動力になっているということです。 人間にとって厄介なウイルスも、存在意義があるからこそ、この世界に存在…

何のために働くのか

昨日、札幌の印刷会社社長の講演会を聞く機会がありました。 その社長は学校を卒業する際、受験した入社試験すべてに失敗し、3月20日過ぎまで就職が決まらない状況でした。 みかねた中小企業家同友会の専務理事が、ある印刷会社を紹介してくれて、その会社の…

2021年度十勝農業の粗生産額4000億円突破

十勝管内23農協の2021年度農産物の粗生産高は4008億円とはじめて4000億円を超えました。 豊作の小麦をはじめ畑作物が好調で、生乳生産や家畜取引価格はコロナ禍でも堅調に推移し、18農協で過去最高を更新しました。 2020年度の粗生産額は3735億円ですので、7…

ウイルス排除は換気が決め手

新型コロナウイルスは鼻やのどの粘膜に付着して増殖します。増殖したウイルスは粘膜上の粘液に大量に含まれ、せきやくしゃみが出ると、飛沫となって口や鼻から吐き出されます。また、息をしたり声を出したりしている時にも飛沫が散らばります。この飛沫を他…

過去最高の税収

2021年度の税収は過去最高の67兆円程度となり過去最高を記録しました。これまでの最高であった20年度の60.8兆円から1割以上上回る状況です。 新型コロナウイルス禍からの回復及び円安が輸出産業の業績を押し上げたのも、税収が伸びた原因のようです。 ただ歳…

成人年齢18歳に

4月1日から成人年齢が18歳になりました。今までは20歳までは親の同意なしに法律行為を行った場合は、未成年者取消権の行使により当該契約を取り消すことが可能でしたが、今後は親の同意は必要なくなります。ただ、飲酒や喫煙は20歳までは法律で禁止されてい…

石油元売り会社への補助金制度

ガソリン価格の高騰に伴い、政府は石油元売り各社に補助金を支給する価格抑制策を発動するとのことです。この政策がガソリン及び灯油等の価格高騰の抑制にどれだけの効果があるか、しっかり見極める必要があると思います。 そもそも、原油高で業績が好調な石…

ソニーカーの開発

ソニーが電気自動車(EV)を手掛けると発表しました。 アイポッドやスマホでアップルに苦杯をなめたため、先手を打つ意味もあるのかもしれません。 EVはエンジンがないため、家電やスマホと同じように価格破壊が起こり、現在の価格の5分の1になるとの見…

国会議員の文書交通費

国会議員に毎月支払われる100万円の文書交通費について、1日でも在籍すれば満額支払われることに違和感があるため、日割りにすべきということで与野党が合意し、今の臨時国会で法律改正する予定でありました。 しかし、ここにきて領収書を添付して使途を公開…

本別町の未来

先日、本別町佐々木町長のお話をお伺いする機会がありました。 高校卒業後は実家の農家を継ぐ予定であったのが、ひょんなことから公務員試験を受け本別町に奉職し、企画、広報、税務、総務、農林、そして教育委員長等様々な部署を経験しての町長就任です。 …

コロナ経済対策

コロナ経済対策として、昨年は、一律10万円の特別給付金の支給やGo Toキャンペーン等が実施されましたが、効果は限定的だったように思います。 今回の経済危機の原因は、全体として人々にお金がないからではなく、お金はあっても感染の恐れや外出制限等によ…

林業の活性化について

アメリカ発の世界的な木材の高騰「ウッドショック」の余波が続いています。木材を安定的に供給できるようにするためには、官民挙げて林業の活性化に取り組む必要があります。 木材の自給率は平成14年に2割弱まで落ち込んでいましたが、令和元年には4割近くま…

事業継続力強化計画

防災・減災に向けた「事業継続力強化計画」の認定を受けた十勝の企業は、7月までの1年間で129社と、前年の3倍の勢いで増加しているとのことです。道内のそれは905社で、十勝は14.3%を占めている状況です。 超巨大地震は、いつかは必ず発生するので、それに備…

本別町長選突入

いよいよ町長選に突入しました。23日告示、28日選挙という短期決戦で、8年ぶりの選挙戦、三つどもえは24年ぶりとのことです。 久しぶりの選挙戦で本別の町のリーダーを誰に託すか非常に重要な選挙戦になりました。 少子高齢化・人口減、子育て・教育、医療・…

なりたい職業は会社員

令和2年度の将来なりたい職業の男子の小中高校生及び女子の中高生トップは、「会社員」だそうです。(女子の小学生トップは「パティシエ」) コロナ禍の中で、在宅勤務が広がり、自宅で仕事をする親の姿を身近に感じた子供が多かったのかもしれません。 因み…

税収60兆円越え

令和2年度の税収が当初の想定を5兆円程上回り、過去最高の60兆8千億円程度になる見込みとのことです。 新型コロナウイルスの影響が懸念される中で、アメリカや中国の景気回復を背景に自動車などの輸出が伸び、製造業を中心に業績の回復傾向が続いているよう…

ボランティアとバイト

オリンピックがいよいよ開催されることになりました。 現状の感染状況を考えると無観客で行うべきだと考えますが、スポンサーの関係もあるのか観客を入れての開催を考えているようです。 開催に向けて、ボランティアの辞退者も増えており、8万人のうちボラン…

国産ワクチンの開発

政府は昨日、国産ワクチンの開発・生産についての国家戦略を閣議決定しました。 国産ワクチンが遅れた反省を踏まえて、基礎研究から実用化までの一連の体制を見直すとのことです。 国産ワクチンの迅速な開発には様々な構造的な問題も指摘されています。 その…

はんすう動物

地球温暖化の問題として、 「牛のげっぷ」がニュースで取り上げられていました。 家畜から出るメタンの量は、温室効果ガスの4%に当たるとされています。 牛・ひつじ・やぎは「はんすう動物」で、 胃が4つあり、食べ物の消化に時間がかかるため、何度もげ…

日本の国家体制について

人口千人あたりの病床数は先進国で最多にもかかわらず、日本の医療は逼迫し、ワクチン接種も先進国の中で最下位レベルにとどまっています。コロナが世界を襲ってから1年経過するにもかかわらず、このような状況であることは、日本の医療体制、そして、国家体…

飲食店等の飛沫感染防止について

新型コロナウイルスの影響で飲食店等の時短営業が行われています。昼の営業についてはどんなに混んでいても、そして密になっていても規制しないにもかかわらず、夜の営業は密になっていなくても一律に規制するというのは、ちょっと首をかしげざるを得ません…

食料自給率

日本の食料自給率は令和元年度のカロリーベースで38%と年々低下しています。1965年(昭和40年)の食糧自給率は73%ですので、この55年間で35%も低下しています。 その原因は様々ですが、主な原因としてはコメの消費が低下する一方で、畜産物・油脂類の消費が…