学校改革で社会は変わる

環境変化が激しい時代に突入していますが、学校改革で社会は変わると、ある校長はお話ししています。

戦前や戦後しばらくの間、学校は時代の最先端を行っていて、学校で身につけた知識や技術はすぐに新しいものを生み出すのに役立ちました。

しかし、今は時代の変化のスピードについていけず、学校は高校や大学などへ進学させるための組織になってしまったといいます。

人口や経済が拡大していた時期は、従順さや忍耐強さなどが重視されましたが、少子高齢化が進み、経済が縮小する時代となった今は、新しい価値を生み出せる人材が必要になったにも関わらず、自分の頭で考えさせる教育に転換できていないといいます。

日本の教育は与え続ける教育で、子供は生まれた瞬間から主体性を持っているのに、理想像に近づけようとして教員が手をかけすぎる。この結果、社会に出ても自分で状況を変えようとする当事者意識を失い、不満ばかりを口にするようになるといいます。

まずは、スタート地点の幼児教育で、主体性や多様性を踏まえた教育を行うことが重要で、子供同士のトラブルには安易に仲介せずに、自分の頭で考えさせることが重要だということです。

当事者意識をもつこと、そして、主体的に自分で考え、考え抜くことが非常に重要だと思います。