食料自給率

日本の食料自給率は令和元年度のカロリーベースで38%と年々低下しています。1965年(昭和40年)の食糧自給率は73%ですので、この55年間で35%も低下しています。

その原因は様々ですが、主な原因としてはコメの消費が低下する一方で、畜産物・油脂類の消費が増大する等の食生活の変化が挙げられます。特にコメの消費が落ち込んだのが大きな原因のようです。

食料自給率の向上のためには、ご飯を1日にもう一口食べることにより1%向上するそうです。日本人はコメをもっと食べて自給率を上げる努力をする必要がありそうです。

 

日本人はコメを食べなくなった要因として、戦後のアメリカの陰謀論もささやかれています。

すなわち、戦後日本の学校給食がパンになったのは、アメリカの余剰小麦を日本に売るための戦略だったとのことです。

特に、学校給食用の小麦はタダにするということで、当時の日本政府はこの条件に飛びつきました。そして、日本人の食生活をコメからパンに変えさせてしまったのです。

食料自給率の向上は安全保障の面でも非常に重要ですので、国民一人一人が考えていかなければならない課題だと思います。 

  

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