リスクマネジメントの重要性

昨年の3.11の東日本大震災以降、経営者のリスクに対する意識が少なからず変容してきているように思います。
しかし、リスクマネジメントをしっかり構築するにはお金もノウハウもないといったところが正直なところでしょうか。
そうはいっても、これからはリスクマネジメントをしっかり構築することにより、企業価値が向上するという時代に突入したといっても過言ではない気がします。

リスクマネジメントをするうえで重要なことは、まずは実態の把握(資産の状況、ロケーション等)、リスクアセスメント(リスクの特定、分析、評価)、そしてリスク対応(回避、低減、移転、保有)について考慮しなければなりません。発生の確率が高いのか低いのか、影響の度合いが大きいのか小さいのかをリスクマトリクスに落とし込んで考えてみる必要があります。それにより、保険の付保が効果的なのか、リスク低減策を考える必要があるのか、あるいは自己負担で凌ぐのかを判断します。

企業を取り巻く環境は、様々なリスクにさらされており、それに対してしっかり対応することが、企業を存続させるうえでも重要であり、ひいては企業価値の向上に資することにもなります。

私どもも、毎月の巡回監査でご相談に乗りますのでご遠慮なくお申し付けください。