変化への対応

時代が大きく変わってきているように思う。
時代が変わるということは、若い人、変化に対応できる人にとってはチャンスとなり、そうでない人にとっては大変だということになる。
日本の家族構成の統計によると、今や単身世帯が一番多く、その次が夫婦子供の核家族世帯だそうである。単身世帯といっても20代ばかりではなく、最近は30代、40代、50代そして60代の単身世帯も増えてきているそうである。いわゆる、未婚、晩婚化そして熟年離婚の増加がその背景にあるのかも知れない。
 そうなると、例えばスーパー、コンビニ等の販売戦略もその変化に対応していかなければ競争に勝てなくなってくると思われる。ところがスーパーの販売単位は単身者にしては多く、食べきれなくて腐らせてしまうということが多々あるようである。
 また最近は運動しなくなったせいかメタボリックシンドロームを気にして食事の量も減少傾向にあるようで、単身者に最適なグラム数は80グラムだそうだ。
 また、コンビニの商品構成にしてもいまだに20代の単身者をターゲットにしているかのような商品構成であるように思う。例えば雑誌のコーナーを覗いてみるとその傾向は顕著である。
 これからは少々高くても1回食べきりサイズを研究し、その品そろえを多くする必要があるかもしれない。
 
 定額給付金にしても、12,000円を預金に振り込んだだけでは消費を喚起するものとはとても思えない。一旦預金に入ってしまったものは結局は貯金に回ってしまうのではないだろうか。商品券にすれば多少消費を喚起できたかもしれない。
 
 一方、車両のエコ補助金は消費喚起の起爆剤として一定の効果を上げているようである。13年落ちの車両を買い換えて、ハイブリッド車を買い換えた場合は25万円の補助金が支給されるというものである。私もそのインセンティブに乗せられてしまったほうであるが、決断の決め手は今買った方が得か損かというところだと思う。
 今買った方が得だと思わせるようなインセンティブを考える必要があるのではないだろうか。