農地所有適格法人の数

北海道の農地所有適格法人数は平成31年で3,065法人とのことです。全国では19,213法人ということですので、北海道が占める割合は約16%です。

北海道は3%経済といわれていますので、それと比較すると多いのだと思いますが、感覚として、北海道は農業王国なので、もっと多いのかなと思っていましたがそうでもないなという印象を受けました。

 

北海道の3、065法人のうち、約70%は一戸一法人ですが、本州はその逆で約70%が複数戸一法人というのが特徴のようです。やはり、北海道は経営面積が広いために一戸で法人化が成立する状況だということだと思います。

また、道内の振興局別では十勝が590法人で一番多く全体の約16%を占めており、次いでオホーツクが522法人と全体の約14%を占めているといった状況です。

 

法人化の経営課題としては冬場の雇用の安定確保と、これはどの業種でも同じですが人材の定着が大きな課題だと思います。

 

政府は、令和5年に5万法人を目標としているということですが、今後の推移を注視していきたいと思います。