とかち餃子

先日、食肉卸会社として創業22年を迎えられ、そして今年7月に十勝餃子を発売する予定とのことで、第2創業期を迎えられたI社長からお話を伺った
まずは餃子の試食をさせていただいたのであるが、そのおいしさにびっくりした。餃子の皮のもちもち感と、肉と野菜の醸し出す絶妙のバランスがたまらない。どこかの餃子は、冷めたらとても食べられない代物になってしまうのであるが、この餃子は冷めても実にうまい。まさに本物の餃子である。7月の発売が今から待ち遠しい。
 昨年のフーデックスでの評判も良く、日本を代表する商社、デパートからも引く手あまたのようである。
材料はすべて十勝産にこだわりたいとの事で、十勝産小麦、キャベツ、豚肉を使用していきたいとのことである。
また、衛生管理も徹底しており製造工程は、クリーンルーム仕様で機械化が徹底されているとのことである。徹底して機械化にこだわるのは衛生管理を徹底するためのしくみということで納得である。
社長の食の安全・安心にこだわり、そしておいしいものを正直に真面目に提供する姿はとても感銘を受けた。
儲かればなんでもありという風潮がはびこっている中で、これからは本物が生き残っていく必要条件であるように思う。
 同友会活動については、入会当初は壁の花で退会も考えたということであるが、「択の会」で優秀で個性的な社長から多くの学びを得たということである。また、十勝餃子発売のきっかけは同友会活動の中で、十勝産小麦を使った餃子はまだ発売されていないという会話がきっかけであったそうである。
 同友会活動を通じて社長業を学び、そして経営のヒントをつかんでいく姿勢が大事であることを再確認した。