個人の電子申告について

個人の確定申告を電子で行う場合の方式として、従来はマイナンバーカードとICカードリーダーライタを用意し、さらにe-TAXのIDとパスワードが必要でしたが、今後は簡便的に電子申告をすることができるようになりました。

 

やり方は2つの方式があります。

 一つは「マイナンバーカード方式」といわれるものです。マイナンバーカードとICカードリーダーライターがあればIDとパスワードがなくても電子申告することができます。

 

もう一つの方式は「ID・パスワード方式」でマイナンバーカードとICカードリーダーライターがなくても申告することができます。

但し、税務署で職員との対面での本人確認をしなければならないので、税務署へ行く手間がかかってしまいます。

こちらの方法は、マイナンバーカードが普及するまでの暫定的な方法であるとのことで、最終的にはマイナンバーカード方式に統一されるものと思われます。

 

令和2年分から青色申告特別控除の限度額が65万円から55万円に引き下げられますが、e-TAXによる電子申告又は電子帳簿保存を行うことにより、引続き65万円の青色申告特別控除の適用ができます。

 今後さらに個人の確定申告で電子申告が普及していくことになりそうです。