パンケーキ症候群

「パンケーキ症候群」という言葉を耳にしたことはありますでしょうか。

自宅で使いかけの調理粉を保管した際に、ダニが繁殖して、その粉で調理した料理を食べることによりアレルギー症状を起こすことです。

欧米ではパンケーキミックスが原因で起こることが多いため、「パンケーキ症候群」といわれています。

別名「経口ダニアナフィラキシー」と呼ばれていて、日本では数カ月室温で保存しておいた使いかけの調理粉を使って作ったお好み焼きやたこ焼きによる発症が多くみられます。

粉製品を食べてから発症するので、小麦アレルギーと間違えられることが多いのですが、食べてから30分以内に皮膚粘膜が赤く腫れる、息苦しい、動悸、お腹が痛い、気分が悪くなる、吐くなどの症状が出ます。ダニアレルギー体質の方におこる病気で、呼吸困難等の重篤な症状がでる場合もありますので注意が必要です。

 

予防法は、調理粉の使い残しは冷蔵庫で保存して、早めに使い切ることです。

私は、よつ葉乳業のパンケーキミックスが好きで、休日に食べたりしますが、余ってしまうこともしばしばあります。

パンケーキのブームが少し前にあったので、家庭で調理する機会もあると思いますので、使いかけの調理粉の保管には注意が必要です。

 

 

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