自利利他の業に励む


当社の経理理念は自利利他である。
「言うは易く行うは難し」である。
T社の会社案内に、自利利他の解釈について記載があった。
当社の経営理念はT社の経営理念、そして関連専門家集団の経営理念からとったものである。

もともとは、仏教用語でいろいろ諸説があるようだが、「自利即利他」、「利他」のまっただ中で「自利」を覚知すること、そして、社会のため、他人のために「精進努力の生活に徹すること」が、人間として生きる目的だということを説いているように思う。
人生の中では、偶然というものはないそうで、この世に起こることはいつも必然で、ベストであるいう。
従って、病気になったり、事故にあったり、いやなことがあったりと人生様々な悩み苦しみが襲ってくるが、これは魂を磨くためのもので、誠にありがたいものとして立ち向かって行かなくてはならないなーと感じます。
そうだとすれば、自分にふりかかってくる困難は、皆自分で解決できるものであると信じて勇気をもって対処していかなければならない。

確かに楽しいことばかりで、自分の思うように事が進めば楽で楽しいかも知れないが、魂の成長は望めないし、エゴ丸出しの傲慢な人間を作って、他人を傷つけたり、環境を破壊し、ついには地球まで滅ぼしかねないであろう。
いろいろ悲惨なな事件や事故が起こる一方で、人々の意識は少しずつエヴァ(共生)に動いているような感じもする。
ちょうど今の時代は、エゴからエヴァへの転換期にあるのかも知れない。

生前I先生は、「困難よ来たれ、困難よ来たれ」とおっしゃていたようであるが、まさに自分の魂を磨くために困難は歓迎すべきものなのかもしれない。
自分はまだまだ修行が足りないなーと自己嫌悪に陥ることもしばしばであるが、一層の精進を心がけていきたいと思うし、毎日健康で仕事ができ、生かされていることに感謝していきたい。